御朱印の頂き方

単なる記念スタンプとは違い、神聖な神様、仏様の化身である御朱印を頂くのですから、それなりの作法があります。作法を無視すると御利益が得られないばかりでなく、他の参拝者にも迷惑をかけることになりますので注意しなくてはなりません。また、御朱印だけを集めて回るのが目的だとしても、神様、仏様に礼を尽くす意味で本堂に参拝いたしましょう。

ここではお寺の場合を述べます。

まず正面にある鳥居をくぐります。

大きな寺や神社では鳥居が複数あるものがあります。本殿に向かって一の鳥居、二の鳥居というようにだんだん数が多くなります。三の鳥居まである寺社は相当大きな寺社です。鳥居をくぐるときには立ち止り、少し頭を下げます。

次に参道を歩きますが、真ん中ではなく、端のほうを通ります。真ん中は神様が通る道です。

参道の途中にある手水舎で手と口をすすぎます。まず右手でひしゃくに水を取り、左手に水を注ぎます。次にひしゃくを左手に持ち替えて右手に水を注ぎます。次にまたひしゃくを右手に持ち替えて左手のひらに水を受け、口に含み、流し出します。

最後にひしゃくの柄を水で洗って元に戻します。元に戻り本堂に向かって歩いていきますが、手前にお線香をあげるところがある場合、できれば持参したろうそくでお線香に火をつけてささげます。信仰心が篤くない場合、ここは省略しても構いません。本堂の前でお賽銭をあげ、鈴や鐘などがある場合には鳴らし、合掌してお祈りをします。

お寺の場合は持参した数珠を手にかけてお祈りをします。このためにも数珠は常に持ち歩きましょう。お経本を持っている場合はお経(般若心経など)を読詠します。神社の場合は二礼二拍一礼をします。礼は拝とも言い、頭を90度前に曲げてお辞儀をし、拍はかしわ手とも言い、両手を顔の前で打ち鳴らして音を出します。

お参りが終わったら社務所に行き、そこで御朱印を頂きます。ほとんどの寺社では御朱印代として300円を納め御朱印帳を出すと、そこに頂けます。

お寺ではご住職自らが筆で書いて頂けることが多いです。頂いたらお礼を言って帰ります。ここで礼を尽くさないと他の方に迷惑がかかります。お金を出したのだから御朱印を頂けるのは当然だという態度ではいけません。

食事時などで寺社の方が忙しい時に御朱印を頂くのは差し控えます。予め昼時は外してお参りをするようにするか、御朱印帳を預けて後で取りに戻るなどの気配りが必要です。